2016/03/12

チェチェンヘ アレクサンドラの旅 (原題 ALEKSANDRA/ALEXANDRA)


41点(100点満点)

ストーリー
チェチェン共和国のロシア軍駐屯地に老婆のアレクサンドラが孫のデニスを訪ねにやってくる。久しぶりに会った孫はしかし銃を撃つこと、人を殺すことしかできない冷酷かつ無感情な人間になっていた。アレクサンドラは駐屯地を散歩し、そこで任務にあたるまだ20代前後のあどけない軍人たちと言葉を交わす。戦うことだけを教え込まれた無邪気な彼らを見て、彼女は深い哀れみを抱く。

感想
え? これで終わり? と思ったほど何事もなく終ってしまう映画。勉強不足のせいか、それともただ退屈な映画なのか、いまいち趣旨が理解できなかった。まずロシア人の表情からは全く感情や考えが伝わってこず、怒っているのか、冗談を言っているのか全く検討がつかない。理解できないというのはそれだけで恐怖になり、こいつら何をしでかすか分からないぞ、とついつい身構えて見てしまった。

でも、それは外国人が日本映画を見るときと同じですね。以前アメリカ人に「日本映画は、冗談なのか、本気なのかが区別がつかない」と言われたことを思い出しました。やはり映画をただ見るにしても、ある程度の準備と基礎知識が必要だなあとつくづく感じます。ロシアに詳しい人がいたら、ぜひこの映画の細かく解説をしてもらいたい。

果たしてアレクサンドラは駐屯地で軍人たちから歓迎されていたんでしょうか? 敵を見るような目で彼女を凝視する軍人がいたり、そうかと思うとセクシーな女でも見るかのような視線を送る軍人がいたり、いきなり撃ってきそうでもあるし、いきなりキスしてきそうでもあって、本当にあの人たちは何を考えているんだろう。それにしてもアレクサンドラは強情で、口うるさく、外部の人間だというのに不平ばかり言って、その点については頑固ババアの性格は世界中どこでもそれほど変わらないと言えますね。