無ケーカクの命中男/ノックトアップ(原題 Knocked Up)


25点(100点満点)

ストーリー
テレビ局で働くアリソンはキャスターに昇進し、そのお祝いにと姉とクラブに踊りに行く。そこで知り合ったベンと一夜を明かした彼女は、それから8週間後に妊娠していることに気づく。アリソンはベンと連絡を取り、産婦人科に付き添ってもらうことに。一晩限りの付き合いだったはずの二人は、それを機にデートを重ねて、お互いを知ろうとする。

文句 
至って普通のラブコメディー。アメリカで大ヒットらしいけど、日本では多分そこまでヒットはしないと思う。その理由は笑いのネタがほとんど下ネタやドラッグに関連するものだからで、“善良”な日本の視聴者は会話についていけなくなるでしょう。
アメリカのラブコメディーはなんでまたいつもワンパターンなんでしょうかね?

知り合って、付き合って、恋に落ちて、ケンカして別れて、最後にヨリを戻して幸せになる、という展開が決まりきっていて、先が簡単に読めてしまうのがつらい。そんでもって主役の女は必ず金髪で、みんながみんな全く同じ顔をしていて、いつも映画の中でわがままばかり言っている。
リアリティーも全然ない。バリバリのキャリアウーマンであるアリソンが、無職でマリファナばかり吸っている、不法滞在者のカナダ人ベンと付き合うわけがない。一晩だけのセックスを楽しんでおいて、妊娠したらしたで男に電話をして、産婦人科についてきてもらう女なんているんだろうか? いるとしたらそれは産婦人科に一緒に行って妊娠していることを証明してから、慰謝料を求める場合ぐらいじゃないのか。

まあ、コメディーというのは、基本的にルールを無視する、常識を外れることを前提としているので、あまり突っ込んでもしょうがないんですけど、この映画で唯一リアルリティーを感じたのは、アリソンの姉夫婦の関係ですね。口うるさい妻と一緒にいたくないから、黙って一人で映画に行ったり、男友達との野球のドラフト会議ゲームに参加したりして、なんとか正気を保っているというのはありそうな話です。

あまりストーリーとは関係ないんですが、待ち合わせ場所の日本食レストランが「ゲイシャハウス」という名前だったり、黒人の出演者がクラブのドアマン一人だったり、そういう細かい設定にものすごい偏見と差別が出ているのも、典型的なアメリカのコメディーと言えます。それにしても、ベンを演じたあのチリチリ頭の俳優、あいつ全然面白くない。

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コメント

  1. アヤ より:

    どーもです。
    アメリカで凄くジャド・アパトー監督が流行って次々にこういうベタなコメディーを作って、何でバカウケするんだろうって私も謎でした。でも、アパトー自身がイケてないオタクっぽい人で、そういうイケてない男を主役にした映画を作る事によってアメリカ人にとって身近な作品に感じるんでないでしょうかって思いました。
    日本ではウケなそうですよね、、、。どうなんですかね?
    バカウケするって事はそれだけアメリカにはイケてない人がいっぱいいるって事なのかしら?笑

  2. eigaotoko より:

    あやさん
    アメリカのいけてない男は、アメリカでは絶対モテナイはずですよ。アメリカでいけてない男は、日本に来て、英語の先生をするというのが相場じゃないでしょうか?