2016/03/11

やわらかい手(原題 Irina Palm)


57点(100点満点)

ストーリー
未亡人のマギーは、病を抱える孫の手術費用を稼ぐため、ある日セックスショップに飛び込む。オーナーのミキは年増のマギーに困惑するが、柔らかくてきれいな手をしていたのを理由に雇うことにする。その日からマギーは手だけで客のペニスをしごく、風俗嬢になり、やがて店一番の売れっ子に育っていく。

感想
なりふり構わず苦境に立ち向かう女を描いたイギリス映画。しっかりと目的意識を持ち、風俗の仕事でもなんでもちゃんとこなしていくマギーの堂々としている姿がかっこ良かった。友達に聞かれても隠さずにさらりと話してしまうところなんかも男前(女だけど)。周囲のモラルや反対にも全く臆せず自分でこうと決めたことをやる人は善人か悪人かは別にして強い人間であることは否定できない。

映画の中で風俗店のオーナーは、日本で手コキスタイルの風俗を見て、ヒントを得たというようなことを言っていましたが、実際、客が壁の穴にペニスを入れて、壁の反対側にいる風俗嬢が手でしごくという体系は日本で生まれたんでしょうか? そうだとしたらまんまとそのアイデアを外国人に映画でネタとして使われてしまったという惜しさがありますね。本来日本映画でこういった映画が作られないとおかしいのに、外国に持ってかれているわけだから、日本の監督たちは反省しないといけません。日本の裏文化が日本人の手によって日本から世界に配信されるのではなく、いつも外国のメディアが先に伝えてしまうのはどうしてなんでしょうか。外の人に指摘されると、どういうわけか恥ずかしさが倍増します。あーあ、恥ずかしい。