戦火の馬(原題WAR HORSE)

28点(100点満点)

ストーリー

農村に住む少年アルバート(ジェレミー・アーヴァイン)の愛馬であるジョーイが軍馬として騎馬隊に売られ、フランスの戦地に送られてしまう。敵味方の区別を知らないジョーイの目に、戦争は愚かさで悲惨なものとして映るだけだった。一方そのころ、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず、ジョーイと会いたいがため激戦下のフランスへ旅立つ。

(シネマトゥディより)

文句
リンカーン」でお馴染みのスピルバーグが“撮った”とされている戦争ドラマ。馬中心に話が進み、人々が終始馬の話ばかりしている馬映画。やれこの馬はいい顔をしているだの、やれあの馬は強そうだの、なぜか登場人物みんなが馬好きで、競馬場のおっさんたちの会話を2時間聞く忍耐のある人だけが見られる一本。
馬目線の話なので、その都度馬の主人が変わって忙しく、また案外誰でも簡単に乗せてしまう忠誠心もへったくれもないアバズレ馬なのが嫌でした。人間たちが放つこの馬に対する尊敬のまなざしもよく分からなかったし、直立不動で兵隊全員が馬が歩くのを眺めている姿なんかは馬鹿でしかなかったです。

この映画は第一次世界大戦の欧州が舞台ですが、アメリカ人をターゲットにしていると思います。フランス人もドイツ人もみんな英語で話すのでアメリカ人に理解し易く作ってあります。アメリカでは馬が神聖な動物とされているので、その神聖な動物と人間の交流を描くことで成功すると思ったに違いありません。ネタの基となっている1982年に発行された小説「戦火の馬」はスピルバーグの取り巻きの誰かが見つけたんでしょう。

「スティーブン、この小説すごいよ。人間と馬の交流だぜ。これを映画化すれば絶対売れるって」
「いや、もう映画は撮りたくない。カリブ海のビーチで寝そべってるほうがましだよ」
「撮るのは他の奴にやらせておけばいいから、いつものように名前だけ貸してくれって」
「そういうことならOK」

こんなふうに映画制作が即決したのかもしれません。もしこの映画を見るなら馬刺しを食べながら鑑賞するのを推奨します。

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コメント

  1. mamarin42 より:

    >競馬場のおっさんたちの会話を2時間聞く忍耐のある人だけが見られる一本。
    面白い感想ですね。今この映画の宣伝をテレビでやっていますね。(笑)
    馬の映画で好きなのはリチャード・ドレファスの「のるかそるか」だっけ。あの映画は好きだな。

  2. eigaotoko より:

    mamarin42さん
    動物映画は基本的に苦手です。馬と犬は特に。