ホワイトリリー

若者と熟女によるレズビアン官能恋愛劇。ストーリー、脚本にリアリティーが全くなく、見る価値があるのは飛鳥凛のヌードシーンぐらいです。15点(100点満点)

あらすじ

陶芸家を目指すはるか(飛鳥凛)は、住宅地に教室を持って陶芸を教えている著名な陶芸家の登紀子(山口香緒里)のところに、見習いとして住み込んでいる。はるかは、雑誌のインタビューやテレビ番組への出演で多忙な登紀子に代わり、家事や雑事はもとより陶芸教室も任されていた。ある日、有名陶芸家の息子悟が、新弟子として迎えられ……。

シネマトゥデイより


文句

「リング」シリーズでお馴染みの中田秀夫が監督した、「ジムノペディに乱れる」、「アンチポルノ」、「牝猫たち」、「風に濡れた女」と並ぶ日活ロマンポルノ・リブートプロジェクト作品。演技のレベルの絶望的に低く、演出は下手なAVみたいでした。

物語は、有名陶芸家の先生とそこでアシスタントとして働いている弟子の女による師弟関係と性別を超えた、ドロドロの愛と性を描いていきます。

登紀子先生は、ザ・マダムといったTVでしか見かけない不自然な喋り方をする熟女で、弟子のはるかはこれまたAVにしか登場しないような、先生の言うならなんでも言うことを聞く従順な女という設定になっていて、リアルな映画ではないことが冒頭の3分で気づくはずです。

舞台は、登紀子先生の自宅兼アトリエで、そこに住む登紀子、はるかのほかに女性向けAVの男優の雰囲気を身にまとったイケメンの悟が転がり込んできます。

さらに悟の彼女がときどき姿を現し、この4人が嫉妬と独占欲を燃やしながら、パートナーの奪い合いを展開していきます。

おそらくヒロインの立ち位置にいるべきなのは飛鳥凛扮する、はるかなんでしょうが、登紀子先生があまりにも圧を込めて前に出てくるもんだから、飛鳥凛の存在がかなり薄れていました。

実際のところ飛鳥凛のヌードシーンより、登紀子先生を演じた山口香緒里のヌードシーンのほうが多いぐらいで、ほぼ熟女ポルノになっていましたね。

あの辺のパワーバランスをちゃんとコントロールできなかったのは間違いなく中田秀夫監督のミスでしょう。強いて褒めるとするなら、飛鳥凛と山口香緒里のレズセックスシーンがまあまあ頑張っていたかな、といった程度です。

ほとんどのセックスシーンはほぼなんの脈略もなく始まるのでエロさがなく、中田秀夫監督は恐怖を与えることは上手くても、性的興奮を与える方法は知らないのかもしれません。

ホラーとセックスって表裏一体の関係かと思っていたんですが、そういえば日本のホラーって不自然なほど性的な部分を省いたうえで作られていますよね。言ってもお化け映画だからね。

子供向けのホラー映画ばかり普段から撮っていると、いざセックスを描くとなると、やはり大人の思考が機能しなかったのでしょう。

4人全員がリビングで服を脱ぎだすシーンとかコントでした。あのタイミングで悟の恋人が登場する意味が分かりません。

ピンポンも鳴らさず、人の家に入ってきては開口一番「悟、何やってるのよ?」と言ったかと思ったら服を脱ぎだすっていうね。お前が何してるんだよって。普通に不法侵入じゃん。

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