2016/03/13

戦場でワルツを(英題 Walts With Bashir)


52点(100点満点)

ストーリー
自分が参加したレバノン戦争についてほとんど記憶がないことに気が付いた映画監督は、昔の戦友たちを訪ねて当時のことを聞いてまわる。人々が語る壮絶な体験談を通じて監督は徐々に失われた記憶を取り戻し、サブラとシャティーラの大虐殺の真実に迫っていく。

感想
イスラエルが世界におくるドキュメンタリー風アニメーション映画。美しい絵、幻想的な色使い、迫力あるBGMは評価に値する。その一方で実際アニメじゃ伝わってこない点も多く、これをドキュメンタリーと呼ぶには無理がある。現実にあった話をしているなら、話し手の顔をちゃんと見せてくれないとしっくりこないし、納得がいかない。出演者のみんなが顔を出したくないからアニメにしたというのなら、その時点でドキュメンタリー映画は成立しない。この映画の影響で、これからは顔出しNGのドキュメンタリーは全てアニメにしてしまえという流れになったらすごく困る。
個人的には、戦場でワルツを踊ったカラテ家のおやじの顔が見てみたかったですね。あのおやじは相当気合の入った悪い人相をしているに違いないです。素手で戦っても強いんでしょうね。彼のシーンだけ実写にしてもらいたいぐらいです。
この映画は、絵はきれいだけど、動きはカクカクしていてその点ではまだまだでした。そこはぜひ日本のアニメを見習って欲しいですね。途中から映画というより、テレビゲームを見ているような気分になるんです。イスラエル人はこの映画のようにテレビゲーム感覚で戦場に行ってたりして、なんてことをついつい思ってしまいました。