ザ・マジックアワー


49点(100点満点)

ストーリー

やくざのボスの愛人に手を出した備後登は、命を許してもらうために会ったこともない殺し屋デラ富樫を連れてくると約束してしまう。居場所など分かりもしない備後登は、無名の俳優村田にデラ富樫を演じさせることを企む。村田が映画撮影だと勘違いしながら、本物のやくざを相手に命知らずの行動を取っていると、ボスにその勇気を見込まれ、雇われることになる。これをきっかけに備後登や偽デラ富樫を巡って事態は思わぬ方向に進んでいく。

感想
三谷幸喜監督の最新作。俳優に本物の殺し屋を演じさせてしまえという無茶な設定のドタバタコメディー。くだらない展開に付き合いきれないまま終わるだろうと思ったのにも関わらず、意外や意外結構笑ってしまった。どうせつまらないだろうという姿勢で見始めたのに、途中から可笑しくて思わず声を出してしまうときなんかは嬉しい悔しさが残る。佐藤浩市があまりにもアホな、それでいて真っ直ぐな熱い男を見事に演じてくれたのがこの映画の最大の収穫。笑えるシーンも全て彼がらみのシーンだったし、自分の姿をスクリーンで見て感極まっているシーンには思わず感動させられてしまった。
それでも基本的には三谷幸喜監督の映画は苦手ですね。演出があまりにも“舞台演技”だからです。登場人物がやたらめったら大声で大げさな演技をさせられていて、そうしないとあたかも映画館の奥の方に座っているお客さんには伝わらない、とでも考えているかのようで、いつもリアリティーに欠けるんです。この映画の監督備後登が「リアリズムを追求したいんで」と言っていたのがなんだかととても皮肉でした。

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コメント

  1. 匿名 より:

    初めまして、こんばんは
    得点順でも記事を見れるようにしてくれると嬉しいです

  2. eigaotoko より:

    僕もそう思いますが、どうやればいいんですか? 詳しかったら、ぜひ教えてください。

  3. 匿名 より:

    お返事ありがとうございます
    カテゴリーを利用して90点台、80点台、等の分類なら簡単かと思います(手間は要りますが)
    1点単位で順位づけするにもカテゴリーでいけると思いますが、さすがにこれは面倒くさそうでしたw

  4. eigaotoko より:

    さっそくやっておきました。全部カテゴリー分けにするのは大変なので、得点の高い映画だけにしておきます。時間があったら、最低映画のカテゴリーも作ろうかな。

  5. 匿名 より:

    おお・・・!
    わざわざ有難う御座います
    実は私の好きな某マイナー映画の検索でこちらにたどりついたのですが、高く評価されていて記事内容にも深く共感しまして、他にどんな映画を高評価されているのだろうと気になったのです
    本当に有難う御座います

  6. eigaotoko より:

    マイナーな映画に限っていいやつがあったりしますよね。これからもマイナー路線で行きたいと思います。今後とも愚か者の戯言にお付き合いください。
    ちなみに、好きな某マイナー映画ってどの映画のことですか?

  7. 匿名 より:

    映画人からしたらマイナーなイメージは無いかもしれませんが、マグノリアです
    最近おたまじゃくしがよく降ってくるのでマグノリアのことを思い出しまして
    作品のテーマは
    「過去は追って来る=逃げないで向き合え」
    「人生は何でも起こりうる=諦めるな」の二つ、と勝手に解釈してます
    過去と向き合ったとき、きっと救いがもたらされるということかな
    でもテーマ云々より個々のシーンの演出にやられましたね。天才の仕事としか思えない
    どのシーンも隙が無いのですが、ラストシーンのヤク中女の笑顔からエンディングへ入る流れは、何度見ても涙が出ちゃいますね
    あの年、マグノリアを差し置いてアメリカンビューティーがアカデミー賞総舐めしたのには失望しました
    eigaotokoさんが記事でおっしゃられてる通り、マグノリアの登場人物はアメリカ的じゃない所がありますから、仕方ないのでしょうね・・・