路上のソリスト(原題 The Soloist)

51点(100点満点)

ストーリー

新聞記者のロペスはある日、公園でボロボロのバイオリンを弾くホームレスの男ナサニエルと出会う。コラムに記事を書こうと、ナサニエルのことを調べていくと、彼がその昔権威のあるジュリアード音楽校の生徒だったことを知る。才能溢れる音楽家がなぜホームレスになってしまったのか疑問に思いながらもロペスはナサニエルと音楽を通じて友情を深めていく。

感想
実在する人物を基にしたドラマ。ジェイミー・フォックスとロバート・ダウニーjrのコンビが上手くはまっていて、二人の息の合ったやり取り、演技が映画の核を形成している。精神に病を負いながら、音楽を心底愛するナサニエルの姿が美しく、「彼(ナサニエル)が音楽を愛しているほど、おれは何かを愛したことは一度もない」というロペスの発言に少なからず共感できた。これさえあればホームレスだろうがなんだろうが構わない、というものがあることは人間として、男としてとても幸せだろうな、と思っては羨ましかった。

ただ、多少ロペスの行動が偽善的で、お節介で、新聞のネタ欲しさのためにナサニエルに付きまとう感じが気になりましたね。頭のおかしいホームレスをどれだけ友達とみなしているのかも疑問です。「ラースとその恋人」でもそうですが、映画の中だと人は、精神病者やホームレスなど弱者にやたらめったら親切で優しいのはなぜなんでしょうか? ホームレスの人たちにこれを見せたら、「お前たちが俺たちにこんなに優しくしてくれたことあるのか、ええ?」と怒りだすでしょう。まあホームレスの人たちは映画なんて見ないでしょうが。

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コメント

  1. banana split より:

    ロペスの自覚のない利己的な態度。それに周囲が先に気づき、映画を見てる私たち側が気づき、最後にロペスが気づきつつ、「何をすることが、どうあることが、ナサニエルにとって良いことなのか?幸せなことなのか?」ロペスが悩む態度を映画に映し出すことで、見る側に考えさせる機会を提供していたと思います。
    でも中途半端だったので、点数に納得です。